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特定非営利活動法人「国際緊急医療・衛生支援機構」

2018年10月11日 17:42 | コメント/トラックバック (0)

特定非営利活動法人国際緊急医療・衛生支援機構(イームスジャパン)
ひとりひとりの「災害対策」

イームスジャパン
イームスジャパンは、主として自衛隊中央病院等の医療関係者を中心とした非営利団体。
特に国外での災害(太平洋圏)に対して、必要とあらば緊急に現地に向かい、医療・衛生面での協力を行うことを主活動しています。

私(西垣敏明)は、病理学の恩師の関係から10年前よりイームスジャパンの会員として、災害時に国際緊急医療・衛生支援に対応ができるように準備はしています。
特にインドネシアでの災害向け要因として期待されています。
幸いなるかな、本法人が活動できる機会はなかったものの、近年多くの自然災害・人的災害が起きています。

とはいえ、本年、2018年9月29日のスラウェシ島の地震・津波に対しては、出動が期待されていました。
私自身、当日はパプア島からジャワ島に向かう途中、スラウェシ島にトランジットでいました。
災害地の空港は壊滅的であり、空路の救援は不可能でした。
尤も、イームスジャパンの救援活動で人を派遣できなかった大きな理由は、インドネシア政府が医療関係者の支援は必要なしと判断したことにあります。

イームスジャパンの他の活動
本法人は、災害時の緊急医療・衛生支援だけでなく、日常的に日本人や自衛隊員に災害時の対応策について立案し、啓蒙活動を行っている。
自衛隊向けの災害対策については、一般の方々には馴染みがない分野ですが、福島原発事故、熊本地震、豪雨による被害など、様々な事件へ応用されている。

最新書籍
数日前にイームスジャパンの理事長による書籍が送られてきました。

ひとりひとりの「災害対策」
災害を知り、備え、連携して減災を考えよう

 


著者は、イームスジャパン理事長、元自衛隊中央病院院長の白濱龍興博士
内外出版社
平成30年9月16日台4版
1600円+税

内容は日本の地形、災害の種類、大規模自然災害の可能性、災害時のひとり一人の備えであり、一般国民は知っておくべきことです。
更に、医療専門分野の方向けには、災害時の医療、医療機関の役割と備え、高齢者への災害対処、公的防災機関の役割、特殊災害への対処、となっている。

図が多く、平易な文書であるので理解しやすい。

是非お手元に1冊、そして地方自治体の災害対策関係者には災害の全体内容把握、役割、備えについての参考に読んでいただきたいと思います。

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