M&Kぶろぐ

カテゴリ: M&Kぶろぐ >インド栴檀 >ニームケーキ >ニームケーキ・ペレット >りんご >松枯れ病 >白モンパ病 >糸状菌 >紫モンパ病

ニーム・ケーキによるりんごの白モンパ病防除・治療実証試験(1)

2016年06月19日 12:31 | コメント/トラックバック (0)

白モンパ病はりんごの大敵
インド栴檀のニームケーキによる防除・治療実証試験を実施

りんごの白モンパ病
安曇野のりんご果樹園で不気味に広がるモンパ病。
1週間前に予備調査をして、白モンパ病と推測されている。
罹病したりんごの根を4~5日、根とともに放置したところ、白いカビの増殖が確認できた。

IMG_6870

繁殖した白モンパ病菌・糸状菌

実証実験
2016年6月18日開始
農園の一区画、3本の罹病を対象として実証試験を行う予定で、りんごの木幹部から5~60㎝までを2~30㎝を掘り起こした。

IMG_6873

1本の木は、主根より根は全くなく、主根幹部は蟻の巣になっており、回復不可能と判断し、伐倒した。
他の2本は、主根部および根に白モンパ病菌の糸状菌束を確認でき罹患していた。
ニーム・ケーキパウダーを各2~3㎏を施肥して、土を埋め戻した。

IMG_6910 IMG_6911

罹患病伐倒木の状態
主幹部の地中部と地上部にかけて、蟻の侵襲をうけ巣となっていた。
主幹根からの根はほとんど見られず、昨年より「ひこばえ」は確認できていない。
それ故、回復不可能と判断し、伐倒処分した。

IMG_6880IMG_6886IMG_6914

木の根元の断面
表面より角質部にかけて腐っている

 

 

伐採旧木の根の状態
予備調査の際、新植したりんごの木はほとんど枯れていたので伐倒した。
そのすぐ傍には、幹部で切断した旧木が残っており、根の状態を見たところ、白モンパ病菌の罹患が確認された。
新植する場合、旧木は掘り起こしモンパ病菌に侵されていない事を確認する事の、重要性が指摘された。
(農業指導では、旧木は伐採後放置することが奨められている)

新植のりんごが白モンパ病に罹患したのは、旧木が原因と考えられる。
矮化りんごの場合、台木の根は強く張らないような木が選ばれているようで、モンパ病菌に対して比較的脆弱である感想を持った。

IMG_6877IMG_6890

旧木の根に認められた白モンパ病菌

実証試験の結果
ニームケーキによる白モンパ病の治療効果は、罹患が確認されている2本だけで行うことになった。
モンパ病菌の勢力減退あるいは死滅は、根の状態の確認がもっとも簡便であるが、木の衰弱を招くため実施しない。
その代わり、りんごの枝を土中にさして確認試験を行う。
と同時に、葉の成長具合、来年春の「ひこばえ」の有無を確認することによって評価することになるであろう。

モンパ病菌防除・駆除・治療参加者の募集
モンパ病のニームケーキによる効果確認には、少なくとも1年間の時間と多くの実証例が必要です。
ご参加頂ける方を募集します。

モンパ病に関する情報
植物の栄養食品ニームケーキ(粉末・ペレット)はこちらへ。



ご連絡は下記に
(株)エムケーラボラトリーズ
電話:0263-260-7518  ファックス:0263‐26‐7588
携帯電話:090-2723-8626 (西垣)
メール:mk-info@thisismk.co.jp

コメントをどうぞ

NEWSTOPへ M&KぶろぐTOPへ

Feedを登録して情報をすばやく取得!

Feedを登録
Twitter
    follow me on Twitter
    Twitter Facebookでも情報をご覧いただけます。

    このページのトップへ