カテゴリ: Dr. Nishigaki >M&Kpedia >エフェクターセル研究所 >ブアメラ >抗腫瘍効果 >西垣敏明 >赤い果実のブアメラ
In vitroおよびIn vivo研究におけるPANDANUS CONOIDEUSの抗腫瘍効果
Toshiaki NISHIGAKI1,2, Kunitaka HIROSE3, Ingrid S. Surono4 and Hidekazu SHIGEMATSU1,2
1. 信州大学医学部病理組織学科(長野県松本市旭3-3-1)
2. 熱帯薬用植物研究会(長野県松本市梓川倭1286-18)
3. エフェクターセル研究所(東京都目黒区青葉台4-7-7)
4. SEAMEO RECFON, University of Indonesia (Salemba Raya 6, Jakarta, 10430 Indonesia)
Warta IHP/Journal of Agro-Based Industry、Vol.28 No. 2, December 2011, pp 1 – 7
概要:
Pandanus conoideus(ブアメラ)は、パプア島とその周辺地域でのみ植生しており、パプア先住民はその抽出油(SBM)を何千年もの間機能性食品として利用してきました。
SBMには、アルファ・カロチンとベータ・カロチン、およびアルファ・クリプトキサンチンとベータ・クリプトキサンチンからなる比較的大量のカロテノイドが初めて明らかにしています。
ベータ・クリプトキサンチンは、ある種の癌のリスクを減らすことに関連する新しい微量栄養素です。
ただし、SBMの抗腫瘍効果は十分に検討されていません。
SBMの抗腫瘍能をin vitroおよびin vivoで評価しました。
ヒト非小細胞肺癌細胞の増殖に関するin vitro研究では、MITアッセイで500 µg / mL以上濃度のSBMによってA549の増殖が阻害されました。
SBMのin vivo抗腫瘍活性は、マウス肉腫180、マウスルイス肺癌(LLC)およびA549モデルを使用して評価されました。
すべての動物モデルアッセイにおいて、SBMは腫瘍容積または腫瘍重量のいずれかで有意な抗腫瘍効果を示しました。
A549アッセイでヌードマウスを使用した実験は、SBMの抗腫瘍効果が免疫学的関与と関連していない可能性があることを示しました。
ブアメラは、癌、特に肺癌の予防においてより高い可能性を秘めていると結論できます。
キーワード:Pandanus conoideus、ブアメラ、カロテノイド、ベータクリプトキサンチン、Sarcoma180、ルイス肺がん、非小細胞肺がんA549
詳細報告は継続報告します。
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