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クスリウコンとウコン:機能性成分の違い

2025年07月03日 15:27 | コメント/トラックバック (0)

インドネシア原産のクスリウコンとウコン(秋ウコン)
機能性成分の違い

クスリウコンは、薬効作用が強い、明らかなことから”クスリ”という名前が付けられ、ウコンとの違いを表しているのでしょう。
多くの植物の中で”クスリ”を冠したものはほとんどないでしょう。
クスリウコンを初めて商品化する製造業者からのご質問の内最も多いのが、商品原料名あるいは商品名に「クスリウコン」と記載して良いかとどうかです。
クスリウコン名は、学名Curcuma xanthorrhizaの邦名の学術名ですから、全く問題はありません。

次に多い質問は、クスリウコンとウコンの違いについてです。
以下のようにお応えしています。

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インドネシア原産のクスリウコン(Curcuma xanthorrihiza)粉末をご利用いただき誠にありがとうございます。
 クスリウコンの原産国インドネシアでは、ウコン類の中で最も汎用されるインドネシア伝承医薬品、化粧品などジャムゥの一つとなっています。
ウコンには含まれない新規の機能性成分キサントリゾールを含むことが大きな特徴です。
ウコンの主要成分クルクミンをも含み、クルクミンとキサントリゾールによる相加・相乗作用による乳がん予防効果は注目に値します。

クスリウコン粉末中のキサントリゾールとクルクミン含量をウコン(秋ウコン)と比較した成績を下記にお示しします。

本成績で明確なようにクスリウコンの主要成分はキサントリゾールであり、本成分はウコンには含まれません。
クルクミンあるいはクルクミノイドは、沖縄産のウコンよりクスリウコンの濃度の方が豊富である傾向が確認できます。

キサントリゾールの効能効果についても以下のような多くの報告があり、ウコンとは異なる薬用植物いえます。

抗菌作用、抗かび作用、にきび治療効果、抗酸化作用、抗腫瘍作用、
抗炎症作用、抗糖尿病作用、高血圧改善作用、
血小板凝集抑制作用、
肝臓機能防御作用、脂肪肝抑制作用、腎機能防御作用、
エストロゲンおよび抗エストローゲン作用、
膠原繊維分解酵素(MMP-1)抑制作用

特記すべき作用として、ヒト乳がん細胞MDA-MB-231を用いた研究でクルクミン単独では作用がないが、キサントリゾールを同時に与えると、抗腫瘍作用が相乗的に発揮されたと報告されています(YH Cheah et al. Cancer Cell Int. 9:1, 2009 (published on line on January 2, 2009)。
キサントリゾールとクルクミンを含有するクスリウコンには、抗乳がん作用が期待できると推察できます。

以上

長野県松本市石芝4-7-11
株式会社エムケーラボラトリーズ
文責 西垣敏明

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