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熱帯植物は成長

2019年09月18日 13:00 | コメント/トラックバック (0)

インドネシア由来の熱帯薬用植物
信州で成長している

長い梅雨の間は例年になく寒かった信州。
7月下旬の梅雨明けと共に猛暑に見舞われている。
成長の遅かったインドネシアからの熱帯薬用植物が漸く息を吹き返したように、成長を始めました。

バンガジュツ Kaempferia rotunda 

既に日本に持ち帰り4回も冬を越しました。
通常は5月頃より生きよい良く葉が吹出すが、今年は遅い。
7月末で20㎝程度で心配しましたが、その後順調に成長しています。
9月には、背丈は50㎝以上に伸びています。
葉の裏面の紫色が美しい。


2019年9月、葉裏面のムラサキ色が特徴


2019年7月、漸く成長を始めたバンガジュツ


6月に新しくボゴールの市場で見つけ、購入したが芽が出る気配はない。
来年に期待していたが、9月に新芽が出てきました。


2019年9月、6月にインドネシアで入手したバンガジュツの根茎より
新芽が出てきています


インドネシアの市場で売られていたバンガジュツ
デンプンを貯蔵する多数の娘株と中心の親株

 


アカザカズラ、雲南百薬、
Anredera scandens

アカザカズラは信州の室内で2度の冬を越すことができました。
今年は、むかごや根茎から繁殖させています。
6月からは室外に移し、葉を食用に供すことを目的に増やしています。
室外の雲南百薬は葉が大きく、成長もよい。
本格的には鉢植えでなく、地に下して栽培するのが良いのでしょう。
秋、10月に白い花が咲くのが楽しみだ。


室外で育つ雲南百薬


越冬し株分け前の雲南百薬



インド栴檀, ニーム、Azadirachta indica 

9年前にバリ島で栽培したものを持ち帰り、信州で9度の冬を越すことができました。
鉢植えであるため太くはならないが、伸び続けています。


9年間室内に緑を与えているインド栴檀

4~5年前からニーム種子の輸入が厳しくなり、インドから輸入できません。
本年どうにかインドネシアで入手したインド栴檀の苗は、漸くは鉢に慣れてきたようです。
室外で越冬できないでしょうから、晩秋になれば室内に移動させます。


本年導入のインド栴檀の苗

小玉赤たまねぎ、Bawang merah (インドネシア語)
小玉赤たまねぎは、「やまと姫」のブランド名で信州安曇野で栽培中です。
3年前に初めてインドネシアより導入し、栽培条件を検討中です。
信州安曇野は、インドネシアと気候が大きく異なるものの、土中で越冬することは確認できました。
越冬した赤たまねぎは、5月頃より白い花が咲きだしているので、摘花してたまねぎに栄養用を与えるようにしている。
茎はねぎより細く、刻んで蕎麦の薬味に使用できるし、軽く湯通ししてそのまま食べることもできる。
問題は、インドネシアの小玉赤たまねぎのような、日本のたまねぎにない強烈な匂い、辛みを持たせる栽培方法の確立です。



インドネシアの市場の小玉赤たまねぎ

このように、インドネシア起源あるいは栽培される熱帯有用植物の日本、それも厳冬の信州で栽培の検討を行っている。
どの植物でもよいから信州に根差してもらい、有益な食品となり農家の収入源になればと願っています。


インドネシアのノニの苗
種子より100%容易に発芽する

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