M&Kぶろぐ

カテゴリ: Acne Vulgaris >Buah Merah World >CABI >M&Kぶろぐ >アカイタコノキ >インドネシア >オイリースキン >ニキビ >ノーベル賞 >パプア島 >ブアメラ500VE >ブアメラの世界 >ベータ・クリプトキサンチン >肺がん >赤い果実ブアメラ >長崎国際大学 >長崎大学薬学部 >骨粗鬆症

ブアメラBuah Merahに高濃度のβ‐クリプトキサンチンを発見

2016年05月15日 12:23 | コメント/トラックバック (0)

神秘の赤い果実ブアメラ
それはパプア先住民6万年の健康の秘訣
その秘密は新しいプロビタミンA、ベータ・クリプトキサンチン

2005年8月にインドネシア、パプア島高地でブアメラに出会い、赤い色素は何かと先ず考えるのは自然の事です。
ブアメラのオイル製造工程を見せていただき、その場で急ごしらえのアルコールで抽出実験を行った。
また、組織検査用サンプルは特殊液で固定し、信州大学医学部病理学教室で標本にして組織観察も行いました。
日本に持ち帰ったブアメラオイルのサンプルは、母校の長崎大学薬学部の同窓生である中島憲一郎教授(前長崎大学副学長、現長崎国際大学学長、薬学部教授)にお願いして分析同定を行いました。
その結果ブアメラには4種類のカロテノイドが確認され、その一つがβ‐クリプトキサンチンでした。
インドネシアのみならず世界の研究者の誰ひとり報告していない。
世界で最初の発見で、大きな喜びを感じたものです。
β‐クリプトキサンチンは、当時より肺がん予防あるいは治療に重要な微量栄養素であることが報告されています。
40数年来の愛煙家である著者にとっては、ノニジュースの効果と相乗作用が期待できるブアメラは、即座に研究対象にすることになったのです。

今なお、カロテノイドといえばβ-カロテンあるいはカロチンとどなたでもご存知ですが、β-カロテンには肺がん予防作用はないことが明かにされています。
実は、肺がんリスクに関与しているのは、β‐クリプトキサンチンなのです。

以来、ノニとブアメラは著者のライフワークであり続け、中島教授の研究チームや武庫川女子大学薬学部などと共同研究を継続しています。

ノニは2000年より、ブアメラは2005年より毎日欠かさず飲むことにしています。
不摂生な生活にも拘らず、いまだ健康を保つことができており、インドネシアの薬用植物の恩恵に大いに感謝しています。

 20151122_135506

 

 

 

 

 

2008年のノーベル化学賞を受賞した
下村侑教授は長崎大学薬学部出身。
我々の誇りです。

 

 

 

 

 

長崎大学薬学部前副学長、中島憲一郎教授。
現長崎国際大学学長、薬学部教授。
ノニに次いでブアメラの共同研究者。

 Prof. Dr. Nakashima
 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

ブアメラ果肉の細胞
白く抜けている部分にブアメラを含む液胞が存在。
電子顕微鏡厚切標本、信州大学医学部作製。

 

ブアメラが微量栄養素の宝庫であることが確認されてから、インドネシア政府工業省研究所CABI(Center for Agro-Based Industry)とも共同研究開発に着手しました。
共同開発(MOU)や国連の生物多様性条約に基づく物質移転協定(MTA)を結び、ブアメラ本のインドネシア語版出版にも尽力を頂きました。
インドネシア大学医学部のイングリッド博士にはノニ研究に引き続きブアメラ研究に参画して頂き、インドネシアの国内や国際学会で共同発表を行い、大きな反響を得ました。
2007年には中島教授との共著のブアメラ本を出版。

buahme13buahmerahbook

2008年には長崎大学薬学部で確立したブアメラ中のカロテノイド分析方法を、当時の和田准教授(現九州保健福祉大学薬学部教授)よりCABIに技術移転して頂いた。
同時にCABIの研究者を大学に招聘し修士学位の教育も行うなど、二国間の国際協力に多大な貢献をして戴いています。

免疫学で著明な広瀬国孝博士との共同研究によって、肺がんや胃がんの細胞増殖抑制作用を確認することができ、CABI誌に報告しました。
ブアメラが悪性腫瘍に対して有用で新しい栄養機能性食品であることを改めて確信しました。

10年間で忘れられないのは、広瀬博士の友人であるノルウェー大学皮膚科ラルセン教授を迎え、長崎大学、武庫川女子大学、CABI、インドネシア大学研究者などとの第1回国際ヌアメラ会議を東京で開催できたことです。
2011年5月のことでした。
以来2回、3回と小規模研究会を行い、にきびや発毛への効果を確認しました。
ブアメラはEUでも期待される栄養補助食品や化粧品素材として開発が進められています。

 BuahMerahMeetinginTokyo

ノルウェー、インドネシア、オーストラリア、日本の研究者による
第1回ブアメラ会議、於東京

 
BMmeeting1.26.2012

信州大学医学部教授(2名)、広瀬博士とLarsen教授との
第2回ブアメラ会議、於松本市

 

 (株)エムケーラボラトリーズ
顧問 西垣敏明、医学博士、薬剤師

Dr.Nishigaki in Papua with Wakil

コメントをどうぞ

NEWSTOPへ M&KぶろぐTOPへ

Feedを登録して情報をすばやく取得!

Feedを登録
Twitter
    follow me on Twitter
    Twitter Facebookでも情報をご覧いただけます。

    このページのトップへ