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タピオカによる脱プラスチック

2019年11月19日 11:52 | コメント/トラックバック (0)

タピオカ、キャッサバ澱粉利用による生分解性バッグ
インドネシアは脱石油由来プラスチック絶滅へ
Bio-Degradable Bags Made from Cassava Starch

 

日本の脱プラスチック化
プラスチックによる海洋汚染問題が提起されてから、「脱プラスチック」の波が日本にも押し寄せています。
日本は、プラスチック生産で世界5位、日本人1人当たりのプラごみ廃棄量が世界2位ですから、脱プラスチックへの風当たりが強いのが現状です。
レジ袋の有料化や使用しない企業も出ており、プラスチック・ストローは紙ストローに代えるお店も増えてきているようです。

日本の場合、廃棄プラスチックの大半は焼却処理されるため、海洋を含む自然界への廃棄は諸外国に比べ少ないのが現状です。

しかし、世界的な脱プラの動きは、日本のプラスチック関連業界を直撃しています。
石灰石とポリオレフィン樹脂を使った脱プラスチック技術はあるものの、ポリオレフィン樹脂は化石燃料から作られ問題を抱えている。
過去がそうであったように技術革新で生き残るしかないようです。

キャッサバ

インドネシアの生分解プラスチック化
発展途上国であるが、まもなく国内生産額では先進国に追いつき、追い抜く勢いのインドネシア。
プラスチックバッグは、インドネシアでは買い物のなどの日常生活では不可欠です。
しかし、プラスチックバッグなどのプラスチック類の廃棄処分方法は未解決であり、大きな社会問題となっています。

一方、インドネシアはタイに続くキャッサバの大生産国です。
キャッサバの澱粉はタピオカとして日本ではスイーツとして大人気ですが、タピオカの澱粉を利用した生分解プラスチックの利用が急速に進んでいます。
生分解プラスチックは、石油系のプラスチックとは全く異なり、No Plasticと表現できます。
キャッサバあるいはタピオカ・プラスチックは、容易に分解されて自然に帰ります。
使用後は燃やすことなく、土に、あるいは水につければ容易に分解する澱粉由来のため、自然に優しい素材なのです。

インドネシアで使用されるタピオカ・プラスチックバッグ
様々なデザインが可能
有名企業・機関の環境汚染対策への意思が


I am NOT Plastic Bag
2019年11月、インドネシアを訪問した際タピオカ・プラスチックバッグの流行を知りました。
大企業中心に使用する企業やお店が急速に増加しています。

タピオカ・バッグは多くの分野で活用:真のエコバッグ
タピオカ澱粉で作られた生分解プラスチックは、スーパー、小売店、ホテル、病院、レストランなど様々分野で応用が可能です。

*買い物バッグ
*ゴミ袋
*洗濯屋包装袋
*ペット排泄物袋
*使い捨てエプロン
*家具損傷予防カバー
*農業用フィルム
*電子機器包装材
*スペアパーツ包装材(乾燥、油状)


インドネシアのタピオカプラスチック工業
キャッサバからタピオカ澱粉を抽出した残渣は、以前から生分解プラスチック材料として梱包の緩衝材の目的で使用されていました。
インドネシアのキャッサバの発酵法による高分子澱粉化の技術は優れ、今や世界にその技術が拡大されようとしています。
キャッサバの生産国の利点と廉価な原材料からの高付加価値商品化は、インドネシアにとっては自然保護の観点から一石二鳥の効果を生みだしています。



一方、日本でのタピオカ澱粉の利用は、今夏再流行したタピオカスイーツに輸入量の数%が使われているが、大量の廃棄物の原因となり社会問題化もしたことは衆知です。
輸入タピオカ澱粉の90%以上は合成甘味料や食品の賦形剤に加工されるのみです。
生分解プラスチックへの開発と使用の拡大が期待されます。

タピオカ生分解プラスチックの弱点
生分解プラスチックは、廃棄すると自然に還る環境に良い材質ですが、弱点が二つあります。
一つは、水に弱く、長時間浸すと敗れてしまいます。
二つ目は、まだ工業化が始まったばかりで製造コストが石油系プラスチックに比べ高いことです。

インドネシアから日本へ
インドネシアは日本へのキャッサバを使用した生分解性プラスチックの供給を行います。
受託製品の製造供給も可能です。


生分解性プラスチック
お問合せ
(株)エムケーラボラトリーズ
メール:mk-info@thisismk.co.jp

 

 

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